Category: その他

デッドソウルリボルバー 

2010/04/17 Sat.

拍手やメール等でたまに来るデッドソウルリボルバー(以下DSR)の続きについてですが
書くつもりは無かったのですが出来る限りどこにも迷惑がかからない部分で書きます

雑誌上では第一部完となっており三巻にも収録されてない最終回ですが、
打ち切りです。

私も当時雑誌を見て驚いたくらいですが
けど、打ち切りです。


ここから先はちょっと長くなりそうなので
読みたい方のみ読んでください。
出来る限り、問題になりそうな部分は書かないで
どういう経緯で最終回までいったかとかどういう気持ちで
描いてきたかとかここに書きます。

このDSRという作品は何度も打ち切り宣告され
第2話が終わった瞬間に「このままじゃ打ち切りだから」
と言われるくらい打ち切りをギリギリ回避し続けてきた作品でした。

2巻に入る辺りで担当に
DSRの打ち切りを回避したいのであれば
どっちかを選べと言われ

言われた2つの選択肢は

① エロ描写重視で読者をひきつけて行く漫画にする

①が出来ないのであれば

② 自分達がこの作品でやろうとしてた話を出し惜しみせず
  早回しでもいいから全部出し切り結果が出るか試す

でした。

自分達が選んだのは①をやってみての②でした。

①はお風呂でのメタル美優の話ですが出来る限り今までの雰囲気を壊さず
 やってくということでの挑戦でした。

①は割といい結果を残し、少しだけ
打ち切りまでの話数を伸ばすことが出来ました。
けど、話数を伸ばすことが出来ただけで
結果として②をやるという流れでした。

無理をしつつの海外編への流れでしたが
順位は今までで一番よかったみたいです。


ですが、以前から精神的に参ってた相方はもう書くことが出来ないほどになり
コンビ解消となりました。(詳しい事は言えません)


第三巻に入る前、私も精神的にも肉体的にも参り入院してしまったのですが
退院して次の打ち合わせの際に言われたのはペンネームをともぞにして残り5話描くかとのことでした。

この作品は二人で描いてきた作品なので
私は最後までともぞカヲルで行くことにして
二人でやろうとしていた考えてきた話を自分なりに描ききりました。

正直最終回を描いてた時はもう自分自身もボロボロの状態でしたが
当時の自分としては全力を出し切ったと思いましたし今でも納得しています。

勿論続きを描かせて頂けるなら描くとは思いますが
ここまで飛び飛びで無茶な展開をしつつやってきた作品だけに
多分これ以上続けても面白くはならないと思いますし
余り意味はない作品だと思ってます。


ただ、この物語でやろうとしてたのは主人公達が人間としての視点でいかに悪魔が悪いやつなのかというのを
描き、その上でいざ悪魔側になった際、悪魔であり人間でもある主人公がどうするのか。
そういうのを現在・過去・未来を見せつつどう終止符、決断するかという話で
そこまで到達させれなかった所に悔いが残るくらいです。

テーマ的に分かりやすいイメージでいうとリチャード・マシスンの地球最後の男であったり
永井豪先生のデビルマンであったり、最近だとディストリクト9て感じでしょうか

自分達に手に余るテーマでの話、力不足や表現力の乏しさ、画力の無さなど、
駄目な部分ばかりが出てしまったDSRですが
辛く苦しい本作で得たモノは非常に大きい物でした。

それはやはり読んでくれて応援してくれた皆様のおかげだと思ってます。
本当に今までに無い色々な経験や努力が詰まった作品になりました。

未熟さゆえに自分の生み出してきたキャラクター達の続きを
描くことが出来ない悔しさは勿論ありますが
この経験が今描いてる『時の消失請負人』で出せるよう、または次の作品にいかせるよう
頑張りますので応援よろしくお願いいたします。

非常に長い文章で、しかも読みづらかったらすみません。

とりあえずDSRに関して言える事はこんな感じです。

ともぞ
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